副隊長のお暇なブログ

ニラ（食）とスイセン（毒）


道の駅で「ニラ」として「スイセン」が売られていた。これは笑えない事例ですが、現実に起きている事です。

私たちからすればニラは購入の対象であり、多分自生のニラを採取して食べるという方は少ないでしょう。ですからスイセンと誤食する危険性というものは自力ではまずあり得ないと思います。

しかし、5月の頃になるとニラとスイセンの誤食による事故が少なからずあります。

また庭でニラとスイセンを栽培しているご家庭もあります。ニラに混ざってスイセンが生えている場合もありますから十分に注意です。

この事故の防止策は簡単です。ニラは買う物として自生のニラなど眼中に置かないことです。（笑）

しかし売っているニラが実はスイセンだった・・・では笑ってもいられませんよね。



これはニラです。

ニンニクの様な臭いがする香味野菜ですが今では栽培物が数多く出回っています。

葉は平たいのが特徴

夏には白い花を咲かせます。



これはスイセンです。

鑑賞用の花として流通していますが葉はニラに似ています。

ニラに比べて多少幅がある葉なのですが、最近ではニラの栽培も新種改良されて幅広のニラも出回っていますので葉の幅だけでは決められません。

葉の特徴としては中央がくぼんでいます。切り口の断面が「く」または「へ」のような形になります。


要点

葉の断面の違いによる判別

臭いでの判別


中毒症状

毒は全草、特に球根

嘔吐・下痢・けいれん