2008年09月25日
田子倉湖(2002・9・29)
渓声会納竿釣行 2002年9月29日 田子倉湖
「かいちょ、奥鬼怒に行きたいんですけど良いですか?」と渓児さんからスケジュールの問い合わせがあったのは8月の猛暑の頃だった。休みと言えば渓に通っていた私も流石に自宅で暑さにゼェーゼェーしていた頃である。
仕事の都合もありご案内出来る日は限られていた。しかし「私と一緒に!」と声を掛けて頂けることはとても嬉しかった。そんな訳で渓児さんに「一緒に行きましょう!」と声をかけた釣行が実は先に掲載した奥鬼怒川無砂谷釣行だった。
以前、同じく奥鬼怒川黒沢に釣行した際の貧果を挽回しようと計画したにも関わらず無砂谷釣行は前記結果の通りであった。しかしそこには仕事の都合で来られなくなった渓児さんの姿は無く、わたくし的には胸を撫で下ろすことが出来た訳である。まあ、こんな経緯から「今期中に一度釣行したいなぁ。」という事になり栃木禁漁後の福島県南会津に場所をお借りして今回の釣行となった。

「かいちょ、奥鬼怒に行きたいんですけど良いですか?」と渓児さんからスケジュールの問い合わせがあったのは8月の猛暑の頃だった。休みと言えば渓に通っていた私も流石に自宅で暑さにゼェーゼェーしていた頃である。
仕事の都合もありご案内出来る日は限られていた。しかし「私と一緒に!」と声を掛けて頂けることはとても嬉しかった。そんな訳で渓児さんに「一緒に行きましょう!」と声をかけた釣行が実は先に掲載した奥鬼怒川無砂谷釣行だった。
以前、同じく奥鬼怒川黒沢に釣行した際の貧果を挽回しようと計画したにも関わらず無砂谷釣行は前記結果の通りであった。しかしそこには仕事の都合で来られなくなった渓児さんの姿は無く、わたくし的には胸を撫で下ろすことが出来た訳である。まあ、こんな経緯から「今期中に一度釣行したいなぁ。」という事になり栃木禁漁後の福島県南会津に場所をお借りして今回の釣行となった。

北関東の渓流禁漁期を目前に控えた9月最終日曜日。
当初からこの日は”栃の葉コンビ”の相棒ウルワツさんと「会津辺りで遊びましょ!」と約束していた日でもあり彼の承諾を得て渓児さんも一緒に行くことになった。計画途中でMセンさんといばらさんも来ることになり釣行先は二転三転とコロコロ変わり最終的に今回の場所に落ち着いたのは一週間前だった。
こうして集まったメンバーは何を隠そう渓声会。
渓声会とは以前私が主催していたメーリングリスト(ML)のグループ名である。読んで字の如く「渓の呼ぶ声」から来た命名ですなわちHPのお客様である。会員間の交流を目的に活動運営した結果のご褒美としてこうして実釣行するまでの仲間が数十名にも及び、各方面で更なる交流を深めている事実を耳にするととても嬉しいものである。現在では一つの結果を見たMLの役割は終了し、こうした実釣行やオフ会など第二段階に進化している。
さて、今回の釣行は一風変わった内容でお楽しみ頂こうという趣向。そう、ダム湖の釣りである。とは言ってもみな本流もやらない程の沢好きの集まりであるからダム湖に糸を垂らそうなんて考えではない。
お舟で適当な沢を攻めちゃおう!と言うのである。

お舟の手配から時間割、ダム湖情報全てを相棒に任せっきりの大名釣行だったのだが当日いきなり船長に任命され給水装置工事主任技術者証と大型免許&3t未満クレーン免許・玉がけ・全日本ゲートボール協会審判免許と全ての免許証を片手に操舵技術の講習をうけることになったのだった。(爆)
滑り出したダム湖は空と湖面が同色の重苦しい天気。途中から雨が強くなり風を切って走る船上で鼻水タラタラの船長さんも後方で羅針盤抱えた相棒の指示に従い完璧に操縦をこなす。でも寒い!
無事に目的のワンドに回り込み上陸作戦開始!!敵の迎撃も無く無事に上陸は成功し敵の大型潜水艦を探すべく記念写真を撮る。(何故に!???)
初めての場所では意地を張らないのが良い。素直にすぐに竿を出す5人。相棒に明確な魚信があり小型ヤマメを掛ける。一尾見た一行は尚も執拗に竿を振り回すが小判模様のお魚に玉砕されられそうな気配が濃厚だ。平瀬が続く渓相にヤバイと思いつつ進んだが落差が出るまでの間に小型ヤマメを爆釣する4人とツマラナソウニサオヲフルセンチョウが居た。(自爆)
そんな気配を駆逐してくれたのがいばらさん。まずまずの岩魚を引き抜き笑顔を見せてくれた。
オッ、オレノデバンカ?
やっと岩魚域に突入したと喜び勇んで竿を出す私。ツンツン??ツンツン???それ!とばかりアワセたつもりがスコッ!ヤマメだ。
ヤハリワタシニハツレナイ・・・・
それでも山岳渓流らしい渓相になってくると岩魚が顔を出し始める。私の鉤にも掛かるお魚は大好きだ。Mセンさんが今日は久々に家族の分をキープして帰りたいと言うのでキープサイズの基準を聞くと8寸だと言う。8寸3尾と刺身用尺1尾の計4尾の注文を受け一同職漁師となる。しかし釣れる岩魚は6寸弱ばかり。
やっとのことで丸々太った7寸強を釣り上げ手網に入れてMセンさんに見せに行く。しかし見事失格で首を横に振られて流れにリリース。
コノゼイタクモノメ!!

今のところ一番の型を見た私が竿を控えていると前方で奇声が上がる。行ってみるとウルワツさんが枝沢の出合で9寸を上げていた。これでウルワツさんは納竿だ。キープサイズで納竿と冗談交じりに決めていたのである。(笑)
先に進むみんなを尻目に居残りの栃の葉コンビ。何故かって枝沢だもん。(爆)
相棒が9寸のワタを抜いている間に小滝を登り枝沢に竿を出す。
ガツン! いきなりのアタリに竿が伸されそうになり慌てて立て直した反動で水面から1寸強の岩魚がビヨ~~ン!滝下の相棒に見せるとカン高い笑い声が渓に木霊するのだった。
枝に魚影を確認して3人を追いかけると5m滝の釜に竿を出していた。3人を尻目に滝の左壁を登り出す。
だって滝だもん!(爆)
滝上に5人揃ったところで釣り上がるが魚信が遠い。「あれが魚止メ!」と勝手に決めて下ることにした。
さて、ここまでの渓児さんや如何に?
小ヤマメ・小イワナとは遊んでいる様子だが人の良い渓児さん。「どうぞ~」と譲ったポイントで釣り上げられている。「先に行きなよ。」となるべく先行して貰うのだが仕事に追われ釣行もままならなかった今年は体力も落ち、よれよれのYシャツのような足取りで歩いている。まあ釣れないわけじゃなく型が小さいだけの話なので良しとしておこう。
型が小さくMセンさんの注文に答えられないと判断した一行は別の沢に移動するため乗船。長い間の留守番にヘソを曲げた船外機のエンジンがかからない。一瞬不穏な空気が漂う船上だったが副船長のMセンさんが喝を入れて唸り出す。そのまま操舵席を副船長に譲り移動。対岸の沢に上陸決行!丁度良い時間なので昼食タイムとする。
昼食後ジャンケンで二俣に分かれた沢の沢割をする。最近とみに仲の良さが目立つMせんさんといばらさんが打ち合わせ無しでも見事ペアになり左沢へ、至上最強の栃の葉コンビに可哀想な渓児さんという地獄の滝登りチームが右。時間を2時半と決めて入渓。
出合からいきなり落差落差の右沢を嬉々と進む栃の葉コンビに引きずられる様に渓児さんも頑張る。相変わらずの小型の岩魚に思わずため息。ちょっとした滝下に渓児さんを呼び寄せ「ここでしょ!」と竿を薦める。しかし慎重になり過ぎた渓児さん。手前から竿を出し小者のアタリに合わせた仕掛けが頭上の枝を釣ってしまった。
仕方無しに本命の落ち込み脇に私が竿を出して・・・

この先少し登ったところが魚止メっぽい滝だった。渓児さんが竿を出したもののヌシは不在だったと言う。時間切れで舟に戻って左沢組と合流。温泉にでも入って帰ろうと湖上をすべるように快適な航行で艀に到着。
出迎えのおじちゃんに釣果報告をする。と、滝下で引き返した我々一行を評して「あんたら素人だなぁ」と痛烈な言葉。(爆)
こうしてド素人集団渓声会の納竿釣行は終わった。
帰途の車中でハンドルを握りながら来年の釣りを約して別れるみんなの顔を思い出し渓声会を作ってホントに良かったと思うのでした。
当初からこの日は”栃の葉コンビ”の相棒ウルワツさんと「会津辺りで遊びましょ!」と約束していた日でもあり彼の承諾を得て渓児さんも一緒に行くことになった。計画途中でMセンさんといばらさんも来ることになり釣行先は二転三転とコロコロ変わり最終的に今回の場所に落ち着いたのは一週間前だった。
こうして集まったメンバーは何を隠そう渓声会。
渓声会とは以前私が主催していたメーリングリスト(ML)のグループ名である。読んで字の如く「渓の呼ぶ声」から来た命名ですなわちHPのお客様である。会員間の交流を目的に活動運営した結果のご褒美としてこうして実釣行するまでの仲間が数十名にも及び、各方面で更なる交流を深めている事実を耳にするととても嬉しいものである。現在では一つの結果を見たMLの役割は終了し、こうした実釣行やオフ会など第二段階に進化している。
さて、今回の釣行は一風変わった内容でお楽しみ頂こうという趣向。そう、ダム湖の釣りである。とは言ってもみな本流もやらない程の沢好きの集まりであるからダム湖に糸を垂らそうなんて考えではない。
お舟で適当な沢を攻めちゃおう!と言うのである。

お舟の手配から時間割、ダム湖情報全てを相棒に任せっきりの大名釣行だったのだが当日いきなり船長に任命され給水装置工事主任技術者証と大型免許&3t未満クレーン免許・玉がけ・全日本ゲートボール協会審判免許と全ての免許証を片手に操舵技術の講習をうけることになったのだった。(爆)
滑り出したダム湖は空と湖面が同色の重苦しい天気。途中から雨が強くなり風を切って走る船上で鼻水タラタラの船長さんも後方で羅針盤抱えた相棒の指示に従い完璧に操縦をこなす。でも寒い!
無事に目的のワンドに回り込み上陸作戦開始!!敵の迎撃も無く無事に上陸は成功し敵の大型潜水艦を探すべく記念写真を撮る。(何故に!???)
初めての場所では意地を張らないのが良い。素直にすぐに竿を出す5人。相棒に明確な魚信があり小型ヤマメを掛ける。一尾見た一行は尚も執拗に竿を振り回すが小判模様のお魚に玉砕されられそうな気配が濃厚だ。平瀬が続く渓相にヤバイと思いつつ進んだが落差が出るまでの間に小型ヤマメを爆釣する4人とツマラナソウニサオヲフルセンチョウが居た。(自爆)
そんな気配を駆逐してくれたのがいばらさん。まずまずの岩魚を引き抜き笑顔を見せてくれた。
オッ、オレノデバンカ?
やっと岩魚域に突入したと喜び勇んで竿を出す私。ツンツン??ツンツン???それ!とばかりアワセたつもりがスコッ!ヤマメだ。
ヤハリワタシニハツレナイ・・・・
それでも山岳渓流らしい渓相になってくると岩魚が顔を出し始める。私の鉤にも掛かるお魚は大好きだ。Mセンさんが今日は久々に家族の分をキープして帰りたいと言うのでキープサイズの基準を聞くと8寸だと言う。8寸3尾と刺身用尺1尾の計4尾の注文を受け一同職漁師となる。しかし釣れる岩魚は6寸弱ばかり。
やっとのことで丸々太った7寸強を釣り上げ手網に入れてMセンさんに見せに行く。しかし見事失格で首を横に振られて流れにリリース。
コノゼイタクモノメ!!

今のところ一番の型を見た私が竿を控えていると前方で奇声が上がる。行ってみるとウルワツさんが枝沢の出合で9寸を上げていた。これでウルワツさんは納竿だ。キープサイズで納竿と冗談交じりに決めていたのである。(笑)
先に進むみんなを尻目に居残りの栃の葉コンビ。何故かって枝沢だもん。(爆)
相棒が9寸のワタを抜いている間に小滝を登り枝沢に竿を出す。
ガツン! いきなりのアタリに竿が伸されそうになり慌てて立て直した反動で水面から1寸強の岩魚がビヨ~~ン!滝下の相棒に見せるとカン高い笑い声が渓に木霊するのだった。
枝に魚影を確認して3人を追いかけると5m滝の釜に竿を出していた。3人を尻目に滝の左壁を登り出す。
だって滝だもん!(爆)
滝上に5人揃ったところで釣り上がるが魚信が遠い。「あれが魚止メ!」と勝手に決めて下ることにした。
さて、ここまでの渓児さんや如何に?
小ヤマメ・小イワナとは遊んでいる様子だが人の良い渓児さん。「どうぞ~」と譲ったポイントで釣り上げられている。「先に行きなよ。」となるべく先行して貰うのだが仕事に追われ釣行もままならなかった今年は体力も落ち、よれよれのYシャツのような足取りで歩いている。まあ釣れないわけじゃなく型が小さいだけの話なので良しとしておこう。
型が小さくMセンさんの注文に答えられないと判断した一行は別の沢に移動するため乗船。長い間の留守番にヘソを曲げた船外機のエンジンがかからない。一瞬不穏な空気が漂う船上だったが副船長のMセンさんが喝を入れて唸り出す。そのまま操舵席を副船長に譲り移動。対岸の沢に上陸決行!丁度良い時間なので昼食タイムとする。
昼食後ジャンケンで二俣に分かれた沢の沢割をする。最近とみに仲の良さが目立つMせんさんといばらさんが打ち合わせ無しでも見事ペアになり左沢へ、至上最強の栃の葉コンビに可哀想な渓児さんという地獄の滝登りチームが右。時間を2時半と決めて入渓。
出合からいきなり落差落差の右沢を嬉々と進む栃の葉コンビに引きずられる様に渓児さんも頑張る。相変わらずの小型の岩魚に思わずため息。ちょっとした滝下に渓児さんを呼び寄せ「ここでしょ!」と竿を薦める。しかし慎重になり過ぎた渓児さん。手前から竿を出し小者のアタリに合わせた仕掛けが頭上の枝を釣ってしまった。
仕方無しに本命の落ち込み脇に私が竿を出して・・・

この先少し登ったところが魚止メっぽい滝だった。渓児さんが竿を出したもののヌシは不在だったと言う。時間切れで舟に戻って左沢組と合流。温泉にでも入って帰ろうと湖上をすべるように快適な航行で艀に到着。
出迎えのおじちゃんに釣果報告をする。と、滝下で引き返した我々一行を評して「あんたら素人だなぁ」と痛烈な言葉。(爆)
こうしてド素人集団渓声会の納竿釣行は終わった。
帰途の車中でハンドルを握りながら来年の釣りを約して別れるみんなの顔を思い出し渓声会を作ってホントに良かったと思うのでした。
タグ :釣行記
Posted by 副隊長 at 17:18│Comments(0)
│遡行記
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