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2012年09月09日

山頂の彼方に・・・

「明日は秋雨前線の影響により曇り。所によりにわか雨があるでしょう。
また午後には県北を中心に雷雲が発達し局地的な雷雨が予想されます。
山や川でのレジャーを計画されている方は天候の変化に十分に注意が
必要です。」
ラジオで聴く栃木県の天気予報だ。

またかよ・・・

正直そんな気持ちになった。
明日は友人達との登山の日。
仕事の都合でなかなか休みが合わず今季はま仲間たちとの山渓遊びがゼロのまま
9月を迎えてしまっている。8月に一度登山計画が具体化されたのだが、その時も
天候が悪くて中止となってしまった。
お互いの休日を照らし合わせて漸く決まった当日が雨の巡り合わせでは「またかよ・・・」
と言いたくなるのも仕方がない。

その反面、天気予報も当てにはならない・・・との思いもある。
現地の天気は行ってみるまで分からない。そんな経験も数多くして来た我々であるから
朝の時点で雨さえ降っていなければ行くことにする。


今回の目的地は日光男体山。
今回登れば5回目となり同じ山にはあまり登らないねずみ隊にしては珍しく思い入れのある山だ。

まだ周囲が暗い時間にクルマを走らせる。

日光街道で今市を過ぎた辺りでいくらか空が白みだして男体山の輪郭を確認する。
「今のところ雲は無いねぇ。」と助手席の隊長に声を掛けたが帰って来た返事は「グォ~~」と
クマのようなイビキだった。
最近は登山に行くより先に隊長を叩き起す作業が大変になった。布団にへばり付いている隊長を
クルマに乗せるまでが一苦労だ。

いろは坂の起点となる馬返しの待ち合わせ場所で相棒の原くんのクルマの横に5時ジャストに滑り込む。
荷物と隊長を移動して登山口となる中禅寺湖畔の二荒山神社に向かう。

山頂の彼方に・・・二荒山神社の社務所で登山受付をして登拝札を受け取る。
6時ジャスト登拝門をくぐり石段を一合目の鳥居まで登って行く。

いよいよ男体山登山の始まりだ。
ここから山頂まで一切下りが無い上り一辺倒の登山道である。

一合目から三合目まで一気に急登が続き標高を稼ぐ。
大体ここで「来なければよかったなぁ・・・」と後悔する。今回もその例外ではなかった。(笑)

三合目から四合目は舗装路の林道を辿る。傾斜は緩いが遠回りさせられる区間である。

四合目から再び登山道に入る。
九十九折れの登山道を息を切らせながら登って行く。

男体山表登山道の醍醐味は振り返る中禅寺湖の風景。

湖面に白く筋を残しながら走る遊覧船。
正面に突き出している八丁出島。
そこからせり上がる半月山、そして社山へと延びる稜線。
この男体山からの眺めは表登山道ならではだろう。

六合目を過ぎて七合目から八合目は大岩を攀じりながら標高を稼いで行く。
男体山登山では一番長くて辛い区間かも・・・

そして九合目から山頂までは森林限界を超えて日陰も無く、火山岩の赤い
砂礫が延々と続く。

出発から三時間で漸く山頂の鳥居をくぐる。
そのまま一等三角点まで進んで大休止。

山頂の彼方に・・・さて、ここで以前に男体山を登られた方に問題です。(笑)

この写真で何か以前と違っているところが分かりますか?


そうなんです、三角点の後ろにある山頂のシンボルだった大剣が無いんです。
風雨にさらされて今年の三月に老朽化して折れてしまったのでした。
今年で開山1230年の男体山ですが、節目の年にシンボルが消えてしまったのは
残念ですね。


さあ、大休止も終えて一路下山。
天気予報は大きく外れて幸いにも天候に恵まれた登山だった。

仕事に追われて毎日毎日イライラのストレスが溜まっていた我々ねずみ隊。

登山は体力を使い肉体的にもかなりハードな面があるけれど頭の中はスッキリする。
登山で目指すのはもちろん山頂なんだけど、その先に得られるモノがかなり大きい気がする。
こう言うのをリフレッシュと言うのだろうなぁ・・・

と筋肉痛の両足に顔をしかめながら日記を書いている翌日の私であります。



タグ :登山

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この記事へのコメント
男体山、行ってきたんですね。
いいなあ~。
あの、山頂の剣はどうなりましたか?
Posted by さくら at 2012年09月09日 22:41
大剣は二荒山神社まで下ろされたみたいです。

埋めてあった岩のコンクリートの跡を見て来ましたが
意外と埋設部分が浅かったので驚きました。

佑と大剣にもたれて写真を撮った事がありましたが
その時に倒れなくて良かったです。(笑)
Posted by 副隊長副隊長 at 2012年09月10日 14:30
そうでしたか。

>その時に倒れなくて…
もし、倒れていたら、
『この剣は、○○さん親子がもたれて…』と永久に
言い伝えられたかも~(^O^)
Posted by さくら at 2012年09月10日 23:38
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