2012年07月24日
竜頭ノ滝~高山~千手ヶ浜~菖蒲ヶ浜
寝ぼけ眼の先にまだ明けきらない中途半端な朝の光が浮かぶ。
「今日は男体山か・・・」とのんびりと起き上がった私の耳に嫌な音が聞こえて来た。
不規則に葉を叩く雨の音が次第に規則正しいリズムに変わって行く。
「また雨かよ…」
このところ休みとなると雨が続き満足な山歩きが出来ないでいるものだから
ストレスが溜まって仕方がない。
「今日もまた…」と半ば諦めながらもネットで天気のチェックをする。
どこもかしこも40%前後の降水確率を表示している。
「奥日光って意外と天気が下界と違ったりするんだよなぁ…」
こじつけ半分で奥日光のピンポイント天気予報を開くと夕方まで曇り表示が並んでいる。
俄然やる気を出して佑を叩き起こした。
しかしクルマに乗り込んで走る先の景色は真っ白。
いつもなら大真名子、小真名子を正面に女峰から男体までの日光連山が見える筈なのだが
今日は前衛の山々さえも白い帳に隠れている。
神橋を渡る。
正面右に見える筈の男体山は裾野さえ見せない。
いろは坂を登り中禅寺湖湖畔に辿り着いたが見渡せるのは二荒山神社の森まで。
後ろに控える男体山はまるで見えない。
対岸に見える半月山から社山、黒檜岳も山頂は雲の中・・・
「佑、男体山微妙だな、どうする?」
「任せる。」と不機嫌そうな返事。
男体山は高過ぎるから全部が雲の中だし、社山は山頂だけ雲の中だから、その下を取るか・・・
「戦場ヶ原の山を登るか? あれより低いから多分雲の下だ。」と社山を指差して佑の同意を得る。
「そこ僕は行った事無いよね?どんな山?時間は?距離は?登りはキツい?」
佑は行き先が男体山ではなくなった途端に饒舌になった。(笑)
龍頭ノ滝駐車場にクルマを止め滝上の遊歩道を歩いて登山口へ歩く。
登山口で記念撮影をしていた小学生20人くらいに挨拶をして先に歩かせてもらう。
高山への登山道は中禅寺湖側から戦場ヶ原側に大きく回り込んでジグザグに
登って行く。
木の間越しに時々戦場ヶ原が望めるが終始展望は良くない。
30分ほどで稜線へと登る。
今度は中禅寺湖も見え隠れしているが樹林に覆われてスッキリした展望は無い。
いくつかの急登を経て山頂へ
三角点と山名表示板がある山頂で小休止
結構キツい登りで息が上がる私に「男体山じゃなくて良かったね。」と
佑が笑いかけて来る。
悔しいが全く佑の言う通りだ。
これが男体山だったら死んでいるかも・・・(笑)
それくらい私の年齢になるとブランクは大敵となってしまう。
いつもの年なら二つ三つの登山はこなして足が出来上がって来ている時期だが
今年は仲間たちとの休みが合わずに本格登山は全くしていないのだから
息が切れて佑に笑われても仕方が無い。
山頂からは小一時間ほど一気に下り中禅寺湖湖畔に出る。
次々と波が迫る砂浜に立ち広々とした湖面を眺めるのは爽快な気分だ。
帰りとは逆方向になるが男体山が見える筈の千手ケ浜に立ち寄る。
千手ケ浜から眺める男体山は相変わらず雲の中。
「行かなくて良かっただろ?」
と言う私に
「行ってたら死んでたでしょ!」
と切り返す佑。
「さて、菖蒲ケ浜まで4キロ弱、小一時間だな!」
「いやいや30分でしょ!」
「ね~佑ちゃん、ゆっくり行こうよ~~~~!」
こんな具合に今回は終始佑次郎の背中を追う山歩きでした。(笑)
「今日は男体山か・・・」とのんびりと起き上がった私の耳に嫌な音が聞こえて来た。
不規則に葉を叩く雨の音が次第に規則正しいリズムに変わって行く。
「また雨かよ…」
このところ休みとなると雨が続き満足な山歩きが出来ないでいるものだから
ストレスが溜まって仕方がない。
「今日もまた…」と半ば諦めながらもネットで天気のチェックをする。
どこもかしこも40%前後の降水確率を表示している。
「奥日光って意外と天気が下界と違ったりするんだよなぁ…」
こじつけ半分で奥日光のピンポイント天気予報を開くと夕方まで曇り表示が並んでいる。
俄然やる気を出して佑を叩き起こした。
しかしクルマに乗り込んで走る先の景色は真っ白。
いつもなら大真名子、小真名子を正面に女峰から男体までの日光連山が見える筈なのだが
今日は前衛の山々さえも白い帳に隠れている。
神橋を渡る。
正面右に見える筈の男体山は裾野さえ見せない。
いろは坂を登り中禅寺湖湖畔に辿り着いたが見渡せるのは二荒山神社の森まで。
後ろに控える男体山はまるで見えない。
対岸に見える半月山から社山、黒檜岳も山頂は雲の中・・・
「佑、男体山微妙だな、どうする?」
「任せる。」と不機嫌そうな返事。
男体山は高過ぎるから全部が雲の中だし、社山は山頂だけ雲の中だから、その下を取るか・・・
「戦場ヶ原の山を登るか? あれより低いから多分雲の下だ。」と社山を指差して佑の同意を得る。
「そこ僕は行った事無いよね?どんな山?時間は?距離は?登りはキツい?」
佑は行き先が男体山ではなくなった途端に饒舌になった。(笑)
龍頭ノ滝駐車場にクルマを止め滝上の遊歩道を歩いて登山口へ歩く。
登山口で記念撮影をしていた小学生20人くらいに挨拶をして先に歩かせてもらう。
高山への登山道は中禅寺湖側から戦場ヶ原側に大きく回り込んでジグザグに
登って行く。
木の間越しに時々戦場ヶ原が望めるが終始展望は良くない。
30分ほどで稜線へと登る。
今度は中禅寺湖も見え隠れしているが樹林に覆われてスッキリした展望は無い。
いくつかの急登を経て山頂へ
三角点と山名表示板がある山頂で小休止
結構キツい登りで息が上がる私に「男体山じゃなくて良かったね。」と
佑が笑いかけて来る。
悔しいが全く佑の言う通りだ。
これが男体山だったら死んでいるかも・・・(笑)
それくらい私の年齢になるとブランクは大敵となってしまう。
いつもの年なら二つ三つの登山はこなして足が出来上がって来ている時期だが
今年は仲間たちとの休みが合わずに本格登山は全くしていないのだから
息が切れて佑に笑われても仕方が無い。
山頂からは小一時間ほど一気に下り中禅寺湖湖畔に出る。
次々と波が迫る砂浜に立ち広々とした湖面を眺めるのは爽快な気分だ。
帰りとは逆方向になるが男体山が見える筈の千手ケ浜に立ち寄る。
千手ケ浜から眺める男体山は相変わらず雲の中。
「行かなくて良かっただろ?」
と言う私に
「行ってたら死んでたでしょ!」
と切り返す佑。
「さて、菖蒲ケ浜まで4キロ弱、小一時間だな!」
「いやいや30分でしょ!」
「ね~佑ちゃん、ゆっくり行こうよ~~~~!」
こんな具合に今回は終始佑次郎の背中を追う山歩きでした。(笑)
Posted by 副隊長 at 16:19│Comments(2)
│登山記
この記事へのコメント
お疲れさまでしたぁー♪
今回の山歩きは佑くんに背中を押されたようですな。
弱気になってませぇ~ん?
まだまだ がんばれマス。
ひとちがも がんばってマス。
天気が悪くて景色がよくないとクジケちゃいますよね。
最近わぁー、雨続きの山登りが多く慣れましたが 何か?
いいんですぅ。
カッパさえあれば!
いよいよ梅雨もすっかり明けそうぢゃないですか!
イッパツ でっかい山へトライ!
ひとちがも ガンガン行きますよぉーっ♪
今回の山歩きは佑くんに背中を押されたようですな。
弱気になってませぇ~ん?
まだまだ がんばれマス。
ひとちがも がんばってマス。
天気が悪くて景色がよくないとクジケちゃいますよね。
最近わぁー、雨続きの山登りが多く慣れましたが 何か?
いいんですぅ。
カッパさえあれば!
いよいよ梅雨もすっかり明けそうぢゃないですか!
イッパツ でっかい山へトライ!
ひとちがも ガンガン行きますよぉーっ♪
Posted by ひとちが at 2012年07月24日 16:57
ありがとう!
んだば頑張っぺか~!!
んだば頑張っぺか~!!
Posted by 副隊長 at 2012年07月28日 16:35
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