2009年10月21日
田代山・帝釈山
高層湿原を行く! 2004年10月16日 田代山・帝釈山
帝釈山は栃木・福島両県の県境にある。アプローチは栃木県側の馬坂林道、田代林道、福島県側からの田代林道と桧枝岐の4ルートある。事前の調査で栃木県側の林道が通行止めと判り福島県側からの田代林道で猿倉登山口から登る事にした。
前夜の幹部会議で早朝4時起床、5時出発、8時登山口到着・登山開始!と決定した・・筈なのだが、それは副隊長クラスの行動予定だったらしく朝4時になっても隊長は布団の中。
リュック・弁当・着替え・靴・隊長(?!)とえらく沢山の荷物を車に積み込み、それでも予定通りに出発出来た。
鬼怒川、川治と未明の温泉街を抜け、山王峠で福島県入りして中山峠を越え舘岩村へと入る。湯の花温泉を通過して林道を更に奥へと進む。
突然、林道脇にトイレ付きの大きな駐車場が現れ登山口到着。予定より1時間も早く到着してしまった。先に2台の車が止まっていて50~60代のグループが仕度をしていた。先着の車に並べて駐車し車中で朝食にする。ようやく起き出した隊長、「オシッコ!」と言いながらドアを開けるが「寒い!我慢する・・」と言ってドアを閉めてしまった。それもその筈、気温は2℃である。
それでも気合を入れ車外へ。身支度を済ませ(ここまでパジャマで来ている隊長の身支度なのであるが・・・)て登山口に立つ。小沢が流れ清々しい気持ちで登山道を歩き始める。10分も登らない内に水場に到着。「ここが最後の水場です。」と書いてあるがまだ登山は始まったばかりだ。「ここが最後って、それじゃ水場が無いのと同じじゃん!」
つづら折れの登山道を順調に登る。先行していた高齢者パーティーを追い越す。最近のぺんぎん隊は出だし1時間以内は休憩ナシと決めている。木の根や岩が大きな段差を作って息を切らせる。この手のエイヤ!っと足を上げて登る段差が登山ペースを乱す。それでもまだエイヤ!で事が済む私は良いが隊長なんかはヨッコラセ(^_^;)y-~~~フゥ・・・と崖をよじ登る様に越えて行くのだから大変である。(笑)
帝釈山は栃木・福島両県の県境にある。アプローチは栃木県側の馬坂林道、田代林道、福島県側からの田代林道と桧枝岐の4ルートある。事前の調査で栃木県側の林道が通行止めと判り福島県側からの田代林道で猿倉登山口から登る事にした。
前夜の幹部会議で早朝4時起床、5時出発、8時登山口到着・登山開始!と決定した・・筈なのだが、それは副隊長クラスの行動予定だったらしく朝4時になっても隊長は布団の中。
リュック・弁当・着替え・靴・隊長(?!)とえらく沢山の荷物を車に積み込み、それでも予定通りに出発出来た。
鬼怒川、川治と未明の温泉街を抜け、山王峠で福島県入りして中山峠を越え舘岩村へと入る。湯の花温泉を通過して林道を更に奥へと進む。

それでも気合を入れ車外へ。身支度を済ませ(ここまでパジャマで来ている隊長の身支度なのであるが・・・)て登山口に立つ。小沢が流れ清々しい気持ちで登山道を歩き始める。10分も登らない内に水場に到着。「ここが最後の水場です。」と書いてあるがまだ登山は始まったばかりだ。「ここが最後って、それじゃ水場が無いのと同じじゃん!」
つづら折れの登山道を順調に登る。先行していた高齢者パーティーを追い越す。最近のぺんぎん隊は出だし1時間以内は休憩ナシと決めている。木の根や岩が大きな段差を作って息を切らせる。この手のエイヤ!っと足を上げて登る段差が登山ペースを乱す。それでもまだエイヤ!で事が済む私は良いが隊長なんかはヨッコラセ(^_^;)y-~~~フゥ・・・と崖をよじ登る様に越えて行くのだから大変である。(笑)
沢の音も遙か下になり周囲の山々が見渡せる所まで登って来た。紅葉の山を挟んで一山向こうに見えるのは釈迦ケ岳や鶏頂山を抱える高原山だ。高度を増す毎に遠くの山々が見えて来る。
登り始めて1時間、そろそろ休憩しようかと言う頃に湿原に飛び出した。もう田代湿原に着いたのかと木道を歩き先へ進むと案内表示に”小田代”とある。一段と眺望が開け遙か遠くに雲海が広がる。
木道から再び斜面の登山道へと変わり息を切らせながら登る。ササを分け、ぬかるみに足を取られながら歩く。
ポン!と言うように突然広々とした空間に飛び出す。”田代湿原”である。山頂に広々とした空間。どこまでも続く木道が青空に駆け上る。薄っすらと雪を被った会津の山々が並ぶ。夢のような空間に暫し我を忘れて辺りを眺めるぺんぎん隊だった。
池塘”弘法池”を右に見ながら木道を進むと”田代山頂(1926m)”と案内表示。山頂と言うには余りにも広い。一昨年登った鬼怒沼よりもずっと広い。
木道を更に進むと避難小屋に到着。避難小屋脇を通り抜け帝釈山へと向かう。登山道は針葉樹林の中を帝釈山とのコルへと下る。ガイドブックには「長い下り。」とあったが全然長くはない。ただこのコルの区間は登山道が水を含んでグチャグチャである。隊長は一気に泥ダルマ状態である。
登山道はコルから徐々に傾斜を増して山頂への登り返しとなる。息を切らせて20分ほど登ると岩稜へ出る。岩稜を涼風に吹かれながら少し歩くと二等三角点のある帝釈山山頂(2060m)に到着。
飯豊連峰・会津駒ケ岳・燧ケ岳・日光連山・高原山・那須連峰と抜群の展望が開ける。山々が雲海から顔を出し何処までも続く。雲の上は晴天である。
山頂で玉子入り即席ラーメンを食べる。続々と来る登山者に「美味しそうだな~!」と声を掛けられテレ気味の隊長である。山頂で30分ほどのんびりと過ごす。それでも午前11時で帰路は余裕で下れる。途中「歩きながらキノコでも採ろう!」と腰を上げて出発。
コルへと下り辺りにキョロキョロ探りを入れる。針葉樹林なので採れるキノコは少ない。それでも隊長は一生懸命に探している。
隊長のキノコの基準は”ムラサキシメジ”である。図鑑を見て、山を歩いて、生まれて初めて自分で探し当てたキノコがムラサキシメジだったのだ。それからの隊長はキノコを見つけると「これはムラサキシメジじゃないけど食べられる?」と聞いてくる様になった。(笑)
隊長が杉の倒木を指し「これは?」と聞いて来た。スギヒラタケである。「大丈夫だよ、汚さないように採りな。」と言うと喜んで採り始める。「あっちだ!こっちだ!」と歩きながら二人で袋一杯採れた。先を歩く隊長が「これは?」とまた聞いて来る。「それはダメだよ!前にも教えたろう、ツキヨタケだよ。食中毒になる奴だから採っちゃ・・・・・あれ?シイタケだ!!」(爆)
傘が開き切って場腐れしかかっているがクキもちゃんとある。試しに匂いを嗅いだら間違いなくシイタケだった。
田代湿原に登り返して後は下る一方だ。キノコを探したり写真を撮ったりしながらのんびりと下って車止メには午後1時30分の到着。福島県側からのアプローチに遠路遥々といった感じだったが素晴らしい眺めと早めの時間帯に満足の登山だった。

木道から再び斜面の登山道へと変わり息を切らせながら登る。ササを分け、ぬかるみに足を取られながら歩く。
ポン!と言うように突然広々とした空間に飛び出す。”田代湿原”である。山頂に広々とした空間。どこまでも続く木道が青空に駆け上る。薄っすらと雪を被った会津の山々が並ぶ。夢のような空間に暫し我を忘れて辺りを眺めるぺんぎん隊だった。
池塘”弘法池”を右に見ながら木道を進むと”田代山頂(1926m)”と案内表示。山頂と言うには余りにも広い。一昨年登った鬼怒沼よりもずっと広い。
木道を更に進むと避難小屋に到着。避難小屋脇を通り抜け帝釈山へと向かう。登山道は針葉樹林の中を帝釈山とのコルへと下る。ガイドブックには「長い下り。」とあったが全然長くはない。ただこのコルの区間は登山道が水を含んでグチャグチャである。隊長は一気に泥ダルマ状態である。
登山道はコルから徐々に傾斜を増して山頂への登り返しとなる。息を切らせて20分ほど登ると岩稜へ出る。岩稜を涼風に吹かれながら少し歩くと二等三角点のある帝釈山山頂(2060m)に到着。
飯豊連峰・会津駒ケ岳・燧ケ岳・日光連山・高原山・那須連峰と抜群の展望が開ける。山々が雲海から顔を出し何処までも続く。雲の上は晴天である。

コルへと下り辺りにキョロキョロ探りを入れる。針葉樹林なので採れるキノコは少ない。それでも隊長は一生懸命に探している。
隊長のキノコの基準は”ムラサキシメジ”である。図鑑を見て、山を歩いて、生まれて初めて自分で探し当てたキノコがムラサキシメジだったのだ。それからの隊長はキノコを見つけると「これはムラサキシメジじゃないけど食べられる?」と聞いてくる様になった。(笑)
隊長が杉の倒木を指し「これは?」と聞いて来た。スギヒラタケである。「大丈夫だよ、汚さないように採りな。」と言うと喜んで採り始める。「あっちだ!こっちだ!」と歩きながら二人で袋一杯採れた。先を歩く隊長が「これは?」とまた聞いて来る。「それはダメだよ!前にも教えたろう、ツキヨタケだよ。食中毒になる奴だから採っちゃ・・・・・あれ?シイタケだ!!」(爆)
傘が開き切って場腐れしかかっているがクキもちゃんとある。試しに匂いを嗅いだら間違いなくシイタケだった。
田代湿原に登り返して後は下る一方だ。キノコを探したり写真を撮ったりしながらのんびりと下って車止メには午後1時30分の到着。福島県側からのアプローチに遠路遥々といった感じだったが素晴らしい眺めと早めの時間帯に満足の登山だった。
タグ :登山
Posted by 副隊長 at 07:01│Comments(4)
│登山記
この記事へのコメント
お疲れさんっす。
尾瀬の地図を見ると乗っている山ですよね。
尾瀬国立公園の範囲になってなかったっけ?
こんなに広い湿原があるとは、
こりゃ是が非でも言って見たいですね・・・。
尾瀬の地図を見ると乗っている山ですよね。
尾瀬国立公園の範囲になってなかったっけ?
こんなに広い湿原があるとは、
こりゃ是が非でも言って見たいですね・・・。
Posted by まるまる at 2009年10月21日 12:10
私は尾瀬に行ったことが無いので比較などは出来ませんが田代湿原は綺麗でした。
山上の湿原は鬼怒沼も綺麗ですよ。
南会津や只見は湿原が多いですね。
田代湿原は場所から言うと日光国立公園じゃないでしょうか?
わからないけど!(爆)
山上の湿原は鬼怒沼も綺麗ですよ。
南会津や只見は湿原が多いですね。
田代湿原は場所から言うと日光国立公園じゃないでしょうか?
わからないけど!(爆)
Posted by 副隊長 at 2009年10月21日 17:19
ここは何だかとても気持ち良さそうですね。
画像を見てたら行ってみたくなりました。
ところでスギヒラタケは(注)付けなくていいんですか?(爆)
5年前は未だ大丈夫だったんだっけ?(笑)
画像を見てたら行ってみたくなりました。
ところでスギヒラタケは(注)付けなくていいんですか?(爆)
5年前は未だ大丈夫だったんだっけ?(笑)
Posted by 三田村 at 2009年10月21日 22:20
三田村さん、お久しぶり!
この時採って帰ったシギヒラタケを鍋にして夕食時に褒められ英雄になった隊長でしたが、数日後に毒報道が有り一気に評価が地に落ちて家族から白い目で見られた我々でした。(爆)
まあ私は今でも食いますが…何か?(爆)
この時採って帰ったシギヒラタケを鍋にして夕食時に褒められ英雄になった隊長でしたが、数日後に毒報道が有り一気に評価が地に落ちて家族から白い目で見られた我々でした。(爆)
まあ私は今でも食いますが…何か?(爆)
Posted by 副隊長 at 2009年10月21日 22:45
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