2008年05月23日
大平山~晃石山~馬不入山(2004・2・22)
隊長、よく歩いたね! 2004年2月22日 大平山~晃石山~馬不入山
週末が目前になると「何処に行こうか?」と相談になる。
隊長は「山と川以外のとこね!」と必ず言う。
そんな事は先刻承知の副隊長である。「ね~、電車でさぁ行ける山があるんだけどさぁ・・・。」
実は隊長、大の電車好きなのである。
「東武線とJR両毛線に乗れるな~・・・。」
一つ二つと巧妙な誘い文句に「えっ、!どこなの?」と簡単に喰い付いて来た隊長。
お父さんは釣り上手なんだよ~ん!と内心ほくそ笑みながら「大平山って山で346m、低い低い!」と更に追い討ちをかけるのでした。
こうして大平山登山が決定し日曜日の東武宇都宮駅でニコニコと東武電車上り線に乗り込んだぺんぎん登山隊。
当初は東武日光線新大平下駅から歩く予定でしたが栃木駅でJR両毛線の車両を見た途端に「乗り換える!」と言い出した隊長に従い、両毛線の大平下駅からのハイキング登山となった。まあその方が大平山に近い。
無人の大平下駅改札を出て真近に見える大平山に向かい線路沿いを歩く。
線路と道路の間に柵も無い至って長閑な田舎道に思わず線路上で写真を撮る隊長。
ぶどう団地のグレープロードを横断して客人神社の石段から登山道に入る。
間伐が行き届いた明るい杉林の中を抜けみやげ物屋の見晴場から車道に出る。車道を横断して直進すると一つ上部の車道に出て遊具のある丘の下に出る。遊具でひと遊びして駐車場に出ると謙信平である。
いにしえの時、関東の北条攻めに上杉謙信が兵馬の訓練をしたと言われる場所で、この高みから眺めた関東平野の広大さに謙信は大そう驚いたと言うところから来た名前らしい。
梅がほころび土産物屋が立ち並ぶ参道を大平山神社へと向かう。鳥居をくぐり石段を上がると大平山神社に到着。
謙信平までマイカーで登れる大平山はアクセスの楽な山として有名で大平山単体だと登山とは呼べない代物である。それを考慮してマイカーを使わず麓から登ったぺんぎん登山隊でも神社までの所要時間は1時間弱だ。
大平山神社を参拝して本堂脇の登山道から大平山山頂へと向かう。
大平山山頂に到着した時はお弁当タイムらしくベンチも満員のにぎやかさだった。木立が邪魔をして展望は良くない。石段に座り小休止をした後、西側の急斜面を木に掴まりながら下る。
降りきったところで山頂下をトラバースする登山道と合流して晃石山方向へと進む。
「大平山に行く。」と言われて着いて来た隊長、ここで疑問を投げかける。
「ねぇ、来た方に帰らないの?」当然の質問だろう。
「来た方に帰るのは自動車で来た時でしょ、電車の時は帰り道が違うのさ!」と言われ
「ふ~ん、そうなの・・?」と半信半疑ではあるが納得した様子だ。
登山道はこの先、鉄塔の立つ附近まで林道と平行に走る。どちらを歩いても良いが鉄塔下で登山道は左に入る。まもなくぐみの木峠という場所に出る。ここから木の階段を登って快適な尾根道を歩く。山頂へ向かう尾根道と山頂下晃石神社に向かう岐路に出るのでどちらでも好きな方に進むと良い。
我々は直接山頂へアタック。山頂には鳥居と石祠がある。樹間からは奥日光の山々が見られる。12時を回ったので山頂から少し下った所で昼食に恒例の即席ラーメンを作る。
ラーメンをすする我々の前を老夫婦が通り過ぎる。「あら、ラーメンも良いわね!」とご主人に語りかけていたのできっと次回はどこかの山でラーメンをすすっていることだろう。昼食を終えた我々も老夫婦を追うように出発する。次の目的地は馬不入山山頂である。
さてさて、何だかんだと歩き出して早くも二時間半が過ぎている。休んだのは大平山山頂と晃石山山頂のみだ。結構疲れて足も重くなって来た。隊長も同じと見えて「まだ?まだ?」と繰り返す。ところがまだも何も丁度今は中間地点だ。「さあ、次に行こう!」
しかし此処からが結構な尾根道だった。
ガイドブックには「適度なアップダウンの尾根道を進む。」などとお気楽な一文で済ませているが、”適度な”の基準は何処なのよ?!
手摺は有るもののうんざりするほどの長~い下りを滑らないように降りて東屋のある桜峠に出るまではまだ良かった。峠を越えアップダウンを繰り返す。尾根道のアップダウンと共に心臓も気分もアップダウンそのものである。
ようやく辿り着いた馬不入山山頂に到着。
ここからの展望はこのコース中で一番良い・・・らしい。残念な事に春霞で遠望が利かないのだった。
山頂の案内板の前で記念撮影。写真と言えば笑顔を忘れない隊長もさすがに疲れが出た様子。
「さあ、駅まで帰ろう!」と気合を入れて歩き出すが駅まで4キロ以上の案内表示にガクッ!
結構急な斜面を滑らない様に注意しながら下る。
小ピークを登り急な斜面を下ると、長~~い階段を下る。
こりゃ疲れた!
「逆コースだと登りがキツイだろうな~・・・。」と思いつつ、すれ違う登山者と挨拶を交わす。
時刻は2時半に近い。
これから登る人は何時頃下山するんだろう・・・?などと考えてからも数人とすれ違った。みなさんすっごいなぁ・・と思いつつやっとのことで馬不入山登山口へと到着。
岩舟山の荒れ果てた山肌を真近に眺めながらJR両毛線岩舟駅に辿り着いた。
2時56分の下り電車に乗って帰路に着く。
余談だがJR両毛線の大平下・岩船の両駅は無人だった。行く時は栃木駅にて購入した切符を大平下駅の改札にある切符投入箱に入れて出たので気にならなかった。
ところが帰りの岩舟駅には参った。
無人だから切符が買えないのである。自動券売機も無い。電車は来ちゃうし切符は買えないし・・・
「まあ、いいか!」と電車に乗ったのは良いが内心ドキドキだった。
栃木駅改札で恐る恐る「岩舟から乗ったんですけど・・・」と小さな声で言うと「ハイ岩舟ですね!」と自然な対応である。
「何~だ、こういうシステムなのか・・・」と納得した途端に「一言書いておけよな!!・・(怒)」と強気になるぺんぎん隊なのだった。
週末が目前になると「何処に行こうか?」と相談になる。
隊長は「山と川以外のとこね!」と必ず言う。
そんな事は先刻承知の副隊長である。「ね~、電車でさぁ行ける山があるんだけどさぁ・・・。」
実は隊長、大の電車好きなのである。
「東武線とJR両毛線に乗れるな~・・・。」
一つ二つと巧妙な誘い文句に「えっ、!どこなの?」と簡単に喰い付いて来た隊長。
お父さんは釣り上手なんだよ~ん!と内心ほくそ笑みながら「大平山って山で346m、低い低い!」と更に追い討ちをかけるのでした。
こうして大平山登山が決定し日曜日の東武宇都宮駅でニコニコと東武電車上り線に乗り込んだぺんぎん登山隊。
当初は東武日光線新大平下駅から歩く予定でしたが栃木駅でJR両毛線の車両を見た途端に「乗り換える!」と言い出した隊長に従い、両毛線の大平下駅からのハイキング登山となった。まあその方が大平山に近い。
無人の大平下駅改札を出て真近に見える大平山に向かい線路沿いを歩く。
線路と道路の間に柵も無い至って長閑な田舎道に思わず線路上で写真を撮る隊長。
ぶどう団地のグレープロードを横断して客人神社の石段から登山道に入る。
間伐が行き届いた明るい杉林の中を抜けみやげ物屋の見晴場から車道に出る。車道を横断して直進すると一つ上部の車道に出て遊具のある丘の下に出る。遊具でひと遊びして駐車場に出ると謙信平である。
いにしえの時、関東の北条攻めに上杉謙信が兵馬の訓練をしたと言われる場所で、この高みから眺めた関東平野の広大さに謙信は大そう驚いたと言うところから来た名前らしい。
梅がほころび土産物屋が立ち並ぶ参道を大平山神社へと向かう。鳥居をくぐり石段を上がると大平山神社に到着。
謙信平までマイカーで登れる大平山はアクセスの楽な山として有名で大平山単体だと登山とは呼べない代物である。それを考慮してマイカーを使わず麓から登ったぺんぎん登山隊でも神社までの所要時間は1時間弱だ。
大平山神社を参拝して本堂脇の登山道から大平山山頂へと向かう。
大平山山頂に到着した時はお弁当タイムらしくベンチも満員のにぎやかさだった。木立が邪魔をして展望は良くない。石段に座り小休止をした後、西側の急斜面を木に掴まりながら下る。
降りきったところで山頂下をトラバースする登山道と合流して晃石山方向へと進む。
「大平山に行く。」と言われて着いて来た隊長、ここで疑問を投げかける。
「ねぇ、来た方に帰らないの?」当然の質問だろう。
「来た方に帰るのは自動車で来た時でしょ、電車の時は帰り道が違うのさ!」と言われ
「ふ~ん、そうなの・・?」と半信半疑ではあるが納得した様子だ。
登山道はこの先、鉄塔の立つ附近まで林道と平行に走る。どちらを歩いても良いが鉄塔下で登山道は左に入る。まもなくぐみの木峠という場所に出る。ここから木の階段を登って快適な尾根道を歩く。山頂へ向かう尾根道と山頂下晃石神社に向かう岐路に出るのでどちらでも好きな方に進むと良い。
我々は直接山頂へアタック。山頂には鳥居と石祠がある。樹間からは奥日光の山々が見られる。12時を回ったので山頂から少し下った所で昼食に恒例の即席ラーメンを作る。
ラーメンをすする我々の前を老夫婦が通り過ぎる。「あら、ラーメンも良いわね!」とご主人に語りかけていたのできっと次回はどこかの山でラーメンをすすっていることだろう。昼食を終えた我々も老夫婦を追うように出発する。次の目的地は馬不入山山頂である。
さてさて、何だかんだと歩き出して早くも二時間半が過ぎている。休んだのは大平山山頂と晃石山山頂のみだ。結構疲れて足も重くなって来た。隊長も同じと見えて「まだ?まだ?」と繰り返す。ところがまだも何も丁度今は中間地点だ。「さあ、次に行こう!」
しかし此処からが結構な尾根道だった。
ガイドブックには「適度なアップダウンの尾根道を進む。」などとお気楽な一文で済ませているが、”適度な”の基準は何処なのよ?!
手摺は有るもののうんざりするほどの長~い下りを滑らないように降りて東屋のある桜峠に出るまではまだ良かった。峠を越えアップダウンを繰り返す。尾根道のアップダウンと共に心臓も気分もアップダウンそのものである。
ようやく辿り着いた馬不入山山頂に到着。
ここからの展望はこのコース中で一番良い・・・らしい。残念な事に春霞で遠望が利かないのだった。
山頂の案内板の前で記念撮影。写真と言えば笑顔を忘れない隊長もさすがに疲れが出た様子。
「さあ、駅まで帰ろう!」と気合を入れて歩き出すが駅まで4キロ以上の案内表示にガクッ!
結構急な斜面を滑らない様に注意しながら下る。
小ピークを登り急な斜面を下ると、長~~い階段を下る。
こりゃ疲れた!
「逆コースだと登りがキツイだろうな~・・・。」と思いつつ、すれ違う登山者と挨拶を交わす。
時刻は2時半に近い。
これから登る人は何時頃下山するんだろう・・・?などと考えてからも数人とすれ違った。みなさんすっごいなぁ・・と思いつつやっとのことで馬不入山登山口へと到着。
岩舟山の荒れ果てた山肌を真近に眺めながらJR両毛線岩舟駅に辿り着いた。
2時56分の下り電車に乗って帰路に着く。
余談だがJR両毛線の大平下・岩船の両駅は無人だった。行く時は栃木駅にて購入した切符を大平下駅の改札にある切符投入箱に入れて出たので気にならなかった。
ところが帰りの岩舟駅には参った。
無人だから切符が買えないのである。自動券売機も無い。電車は来ちゃうし切符は買えないし・・・
「まあ、いいか!」と電車に乗ったのは良いが内心ドキドキだった。
栃木駅改札で恐る恐る「岩舟から乗ったんですけど・・・」と小さな声で言うと「ハイ岩舟ですね!」と自然な対応である。
「何~だ、こういうシステムなのか・・・」と納得した途端に「一言書いておけよな!!・・(怒)」と強気になるぺんぎん隊なのだった。
Posted by 副隊長 at 00:01│Comments(3)
│登山記
この記事へのコメント
行った事がある場所の名前が出てきたのでつい食い付いてしまいました。。(;^_^A
邪道では有りますが、車で大平山に登った事があります。。(;^_^A
途中で眺めた景色が陸の松島と呼ばれるだけあり絶景でした。。
その後、一番奥?の茶屋に行き卵焼きとOPで焼き鳥を食べて帰ってきました。。(;^_^A
中二の頃、岩舟駅にも行った事があります。。
当時は撮り鉄で思川駅と岩舟駅周辺で撮影した記憶が残ってます。。(;^_^A
もちろん、岩肌がむき出しのあの山も記憶に残ってます。。(^-^)
邪道では有りますが、車で大平山に登った事があります。。(;^_^A
途中で眺めた景色が陸の松島と呼ばれるだけあり絶景でした。。
その後、一番奥?の茶屋に行き卵焼きとOPで焼き鳥を食べて帰ってきました。。(;^_^A
中二の頃、岩舟駅にも行った事があります。。
当時は撮り鉄で思川駅と岩舟駅周辺で撮影した記憶が残ってます。。(;^_^A
もちろん、岩肌がむき出しのあの山も記憶に残ってます。。(^-^)
Posted by toronto at 2008年05月23日 19:04
コメントありがとうございます!
こちらに遊びに来て貰えると嬉しいですよ。
大平山
実は侮っていて調子よく歩いていたら途中でやめられなくなって岩船まで行ってしまいました。
隊長は7歳の時ですから、よく歩いたと思います。
電車好きだったのですか?
楽しいですよね。
また遊びに来て下さい。
掲示板よりこっちの方が一手間省けますから!(爆)
こちらに遊びに来て貰えると嬉しいですよ。
大平山
実は侮っていて調子よく歩いていたら途中でやめられなくなって岩船まで行ってしまいました。
隊長は7歳の時ですから、よく歩いたと思います。
電車好きだったのですか?
楽しいですよね。
また遊びに来て下さい。
掲示板よりこっちの方が一手間省けますから!(爆)
Posted by 副隊長 at 2008年05月23日 21:33
少し遅レスで失礼。。m(__)m
言われてみれば七歳にしては隊長はよく歩きましたね、今のおいらに同じ距離を歩けと言われても運動不足が祟り歩けないかも。。(自爆)
電車の方は当時は雑誌を買い込んだり、関東圏内ですがアチコチ撮影に行っていたもんです。。(^-^)
言われてみれば七歳にしては隊長はよく歩きましたね、今のおいらに同じ距離を歩けと言われても運動不足が祟り歩けないかも。。(自爆)
電車の方は当時は雑誌を買い込んだり、関東圏内ですがアチコチ撮影に行っていたもんです。。(^-^)
Posted by toronto at 2008年05月28日 21:22
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