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2008年06月27日

ウルイとバイケイソウ

山菜やキノコは他人に「あげない」「貰わない」

以前からそう言われていますが、それは万が一と言うことがあるからなんですね。山菜もキノコも同定を間違えると食中毒を起こします。最悪は死亡事故にもなりますから、こんな言い伝えがあるわけです。

しかし最近の食品業界は滅茶苦茶です。賞味期限偽造やら原材料偽造、産地偽造その他諸々。

お金を払って購入するものまで信用出来ないのですから山菜やキノコの言い伝えどころの話では有りませんが、お金を払って買って来た山菜やキノコで食中毒を起こすという事例があるのですから、消費者としては笑えない事ですね。

先日もレストランの食材にアジサイの葉が使われて食中毒を起こす事故がありましたが、これまでにも道の駅で買ったウルイ(ギボウシ)が実はバイケイソウだったり、スーパーでシイタケに混ざってツキヨタケが売られていたりなど素人同士のやり取りレベルどころの騒ぎでは済まない事例が現実にあります。

さて、それでは誤食しやすい山菜やキノコにはどんなものがあるのでしょう?

何と何が間違えやすいの?

そんな疑問が解決出来るよう、少しずつでも紹介出来ればと思います。

ウルイ(食)とバイケイソウ(毒)

ウルイとバイケイソウ

絵が下手でごめんなさい。

ウルイとバイケイソウこれはウルイ(ギボウシ)の葉の模様です。

葉は根元から出て白い葉柄があります。

茎に直接葉は付かず柄があり葉が付きます。

葉先はとがり、その模様は太い葉の筋が中央にあって、そこから葉の縁に向って筋が分かれていて、葉の裏側にくっきりと飛び出して見えます。




ウルイとバイケイソウ


ウルイとバイケイソウこれはバイケイソウの葉の模様です。

葉は茎を囲むようについて柄はありません。

葉の筋は葉の元の部分から葉先に向って伸びています。

葉は大きくて茎に互い違いについて先端はとがっています。





要点

バイケイソウには柄が無く、かじると苦い(ウルイは苦くない)。
葉脈に明確な違いがある。
中毒部位は全体、特に根。

中毒症状

口のしびれ・血圧低下・めまい・心不全(死亡)








タグ :山菜キノコ

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この記事へのコメント
ほんと最近はめちゃくちゃだよね。日本人は正直者だと思っていたけど、もう通用しなくなったみたい(^_^;)

ウルイとバイケイソウは良く間違えるみたいね。
自分も一度ウルイ食べてて体がしびれたような感じがしたんだけど、まさかバイケイソウが混じってたんかなぁ。
そのときは「混ざってたらいやだな」って思いながらだったから、気のせいかもしれんけど(笑)
葉っぱの葉脈は分かりやすいよね。
下手に買うより自分で採ったほうが、よっぽど安心だよねぇ(^_^;)
Posted by たか at 2008年06月27日 11:34
たかさん、どうも!

キノコに当たったのは知っていましたが、バイケイソウも経験してたのね?(爆)

やはりこの手のものは自分で採るのが一番かな。当たっても諦めつくけど、貰った物だと後々ねぇ・・・。(笑)
しかし、自身の無いものは自分でも採らないのに限りますよね。キノコなんかそうだもんなぁ。

こんな記事書いてると余程山菜に詳しいみたいですけど、知っているのなんかほんの一握りの種類ですからねぇ。

でもさぁ、貰うんじゃなくて買った物に毒性の混在があるのって最悪だよね。今は朝摘みの山菜とか野菜とかって人気有るじゃない。それが実は間違ってたなんてのはさあ、道の駅とか産直の販売店の販売資格基準って無いのかな?

まあ、厳しくは無さそうなのは判るけどね。
Posted by 副隊長 at 2008年06月27日 12:42
 おはようございます。山菜・野草の本にも危ないのがありますよ。30年位前,私が山菜・野草に興味を持ち始めた頃のことですが、その手の本も少しづつ出回り始めていて私も片っ端から読み漁っていたのですが、その中に月見草が食べられると書いたものがありました。他の本にはなかったので半信半疑で試してみたら下痢したことがあります。その本以外に月見草を『食』とした本はなかったように思います。他の原因かもしれないので断定はできませんが・・。まあ食べてうまいものでもないし、敢えて食べることはないのですが、何事も興味を持ち始めた頃と言うのはどんどん実践してレパートリーを広げたいと言う気持ちが強く働くので、あえて普通には食べられないものに挑戦してみようと思ったりもするわけで、若気のいたりとも言えます。今は本当にうまいものだけをそこそこに食べてにんまりしてますが・・。いくら権威のある本であっても100%信じるのは危険かもしれませんネ。
 キノコに関してはある林業試験場の技官が言った2つのことが印象に残っています。その1は、『どんな無毒のキノコも、「これまでは無毒だった」ということであって今後もずっと無毒であり続けるかどうかは誰にも分からない』,人間側の体調とか体質,今後入って来るであろう添加物等の化学物質との複合作用もありうると言うこと,(スギヒラタケ等)。もう1つは『所謂キノコ名人と言う人の言葉を聞く際に、その人の顔色をよく観察しなさい。顔色が変にどす黒かったりすると危ない。キノコの毒は即効性のものばかりじゃない。じわじわと蓄積されて肝臓障害を起こす遅効性の奴もあるんだ』です。山菜・野草のも当てはまるとかもしれません。
Posted by 木偶野呂馬 at 2008年06月30日 08:47
木偶さん、おはようございます。

山菜もキノコも自然発生する生き物ですから100%はあり得ない話です。スギヒラタケの様に今までは何も無かったのが突然の事故と言う事もあり得ます。
キノコに至ってはそのものが「菌」ですから食べ過ぎれば食当たりを起こしますよね。(笑)

また、食べた後にお腹の中で変化する山菜やキノコもあります。先日のアジサイの葉もそうですし、青梅なんかもお腹の中で青酸に変化しますよね。

100%が無いからこそ「あげるな」「もらうな」と言われるわけですよね。
Posted by 副隊長副隊長 at 2008年07月01日 07:36
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