ヤシオツツジ
ヤシオツツジ (八汐躑躅)
ツツジ科
ヤシオツツジは栃木県の県花にもなっていますが、ヤシオツツジというのはアカヤシオ、シロヤシオ、ムラサキヤシオというツツジの総称です。
アカヤシオはアケボノツツジの変種で、別名アカギツツジとも言います。葉は枝先に5個輪生状につき、5月頃葉の出る前に淡紅色の花を枝先に1個つけます。福島県から兵庫県の山地に分布しています。
シロヤシオは別名で、一般名はゴヨウツツジと言います。葉は枝先に5個輪生状につき、5月から6月頃葉と同時に枝先に白色の花を1から2個つけます。東北から近畿地方、四国の山地に分布しています。
ムラサキヤシオは、別名ミヤマツツジとも言い、葉は枝先にやや輪生状に互生してつき、5月から6月頃葉の出ないうちに濃紅色の花を枝先に2から6個つけます。本州中部以北、北海道の山地に分布しています。
3種とも落葉性のツツジです。
撮影 2008年4月20日 足利市石尊山稜線
春、所々斜面を彩るピンク色の花を眺めながら山を登る。栃木の山にはヤシオツツジの花が多い。山里の庭先に咲くヤシオツツジも目に入るが、私は山で見るこの花が好きです。
ヤシオツツジが見える場所でザックを下ろして一息入れる。春の匂いのする風が心地よく吹いて元気をもらってまた歩き出すのです。
関連記事